Build YellowAirCraft F-16 turbine convert

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今回のテーマはイエローエアクラフトのF-16。
このキットはDF仕様だが、今回はユーザーの要望によりタービン仕様に
コンバートすることになりました。
エンジンはBehotec J-55HPを搭載することに。
小型機をJet化する際に問題となることが数点あり、現場で議論が飛び交う。
まず、搭載燃料の問題。1/9クラスの狭い胴体に最低1.5Lは燃料を
搭載したいので燃料タンクの配置と、配管システムをどうするかで
思考が続きます。
フライトコントロールはシンプルにテイルロン方式とします。
軽量化と確実さを求めた結果。
シャフトベアリングと称する真鍮パイプを強固に接着し、飛行中の
ストレスに対して問題が起きないようにします。
インテークダクトを仮組みします。F-16はチンインレット(あごからの吸気)
なので、ノーズギアユニットのスペースも確保されなければならず、
仮組みも慎重に行われます。
胴枠のフィット感を確認します。
メインギアを仮に当ててみて、位置関係を吟味します。
下から見るとこんな感じ。
J-55HPタービンを仮組みして見ます。
小柄な1/9クラスの機体にもベストフィットする大きさのJ-55HP。
このサイズだと、熱的にも問題は無いでしょう。
ノーズリトラクトを組み込んだら、次はギアードアーの作業ですが、
このモデルは小型のために、現実的な組み込みスペースが無く
困難を極めます。
ギアードアーに取り付いているのは、ドアー開閉用のエアーシリンダーです。
エアーシリンダーを前から見た写真です。
こちらは、メインギアーのギアードアーが開いた様子。
胴体を裏返しています。
黒い部品はオフセットヒンジです。
メインギアーが組み込まれた様子。
タイヤがローテーションしながら格納される
様子は、実機感たっぷり。
この様に引き込まれます。
自らの足で初めて立ちました。
完成時のかっこよさをうかがわせる立ちポーズ。
仕上がりが楽しみになる瞬間でもあります。
やっぱり、ジェット機は最高です。
メインギアーとギアードアーシリンダーの様子。
メインギアーが格納されると、車輪はこの様になります。
ノーズギアーの格納時の様子です。90度ローテーションして
格納されます。まさに本物の世界ですね。
垂直尾翼を固定します。
後ろから見るとこんな感じ。
主翼のグラス張りを行っています。
主翼の胴体への接合は、この様なかんざしで補強されています。
燃料タンクを分散してこの様に搭載します。
これは、内部スペースが狭く、サドルタンクと呼ばれるもので
解決されました。
エンジン左右と、左手に透けて見える部分とに分散されます。
胴体の中心部は太いダクトが通じているために、通常の
形の燃料タンクはまったく搭載できません。
サドルタンクは平べったい形なのでこの様な場所に最適です。
いよいよ、塗装前の下地処理です。
サフを塗装しながら、モールディングエッジやピンホールなどを
ひらって行きます。
胴体部分は下地処理完成。ここから主翼の接合です。
すでにF-16独特のスタイルを醸し出しています。
既にグラス張りを終え、表面処理の終わった主翼を
胴体に接合します。左右のアライメントを正確に出し、接着剤の
硬化を待ちます。
このアングルから見たF-16はかっこいいものです。
この後、接合面をパテなどで処理します。その作業が終了すると、
次は本塗装にはいります。
いよいよ完成間近です。
F-16標準仕様の塗装です。塗装に関しての作業はここまで。
あとはオーナーが楽しみながらデカールなどを貼り、仕上げの
半つや消しコーティングをすれば外観は完成です。
ちなみにこの作業台は、FOXの塗装用スペシャル塗り塗り君1号です。
インテークはこんな感じで、つや消しホワイトです。
デカール類を貼るとまさに実機そのままになります。
ドーサルフィン部分の塗り分けも実機の通りに。
結構雰囲気を出すのに苦労しました。
排気口などは最終作業時に塗装をします。
さあ!今から各エクイップメントの組み込みです。完成間近!!。
とうとうエンジンが搭載されました。
高温高圧の排気を導く、エキゾーストパイプもフォックスでオリジナルの
物を機体に合わせて製作します。
エキゾーストパイプを後ろから見た写真。
Jetエンジン用の排気管はこの様な装置、スポット溶接機で製作
します。機体によって排気管の構造が変わってくるために、一つづつ
手作りで進められてゆきます。
スポット溶接の作業の様子です。1mmほどの大きさの
点付けで溶接します。
オーナーから送られてきたパイロットをこんな感じで塗装しました。
雰囲気はどうかなー?。
イエローのF-16はコックピットがフラットなので、肩から上だけですが
少し離れると判らないです。
少し離れるとこんな感じ。
もっと離れるとこんな感じです。
かっこいいと思います。
実機のキャノピーはクリアーではなく、チタンコーティングされているため、
透明なゴールド色に見えます。
そこで、クリアーキャノピーをチタンコーティング??しました。
キャノピーデッキへ接着するために胴体へ乗せて仮止めします。
懸念されていたギアードアーの動作も、シーケンサーを使用することで
バッチリ!!。脚が引き込み、ドアーが閉まる!。ドアーが開き、
脚が出る!!。何度も動かして楽しみます。見ていて飽きませんでした。
本格的な組み込みの前に、初期トラブルの炙り出しのために
エンジンテストを行います。
このテストで排気管の強度及び周辺への熱影響などを立証します。
全てのエクイップを組み込んでからでは、何かやり直しが出た場合に
作業の手間が振り出しに戻るため、途中で先行テストを行うのです。
エンジンテストも無事終了し、600℃もの高温排気を見事に排気。
そのせいで、排気口はご覧のようにチタンが焼けた色になりました。
とまあ、冗談ですが、塗装でチタンの焼けを演出してみました。
どうでしょうか??。
燃料タンクも実際に飛行する仕様で組み込まれました。
再度配管類を確認するために、エンジンテストを行います。
今回の1/9サイズのF-16で一番の懸念が、燃料搭載量でした。
F-16は胴体が狭いためタンクの搭載場所が無く、複数のタンクを
分散して配置しました。
その為にはタンクの消費順に的確に配管を処理しなくてはならず、
重心位置の変動も考慮に入れながらの配置でした。
写真では3つしか見えませんが、キャノピー後部の左右にさらに二つ
搭載して、合計で5つプラスエアートラップのホッパータンクを装備
しているので、胴体内部はまさに配管だらけです。
エンジンテスト中です。ディスプレイが表示しているのは、
左上が排気温度593度、右上が回転数60100RPMを表示しています。
エンジン周辺の温度も流入空気で逆に冷却されているようで、燃料
タンクへの熱影響は皆無です。
運転中のエンジンですが、タンクに隠れてほとんど見えません。
サウンドは最高です。オーナーはDFかJetかで当初は悩んでおられましたが
このサウンドを聞けば大満足だと思います。
私たちとしては早くオーナーにこのサウンドを聞かせてあげたいです。
丈夫の燃料タンクが見る見る減って行くのが判ります。
Jetエンジンは大食いなので、搭載燃料は多ければ多いほど安心です。
この機体には1.5Lの燃料が搭載されています。
とうとう完成しました。
全ての機能テストも終わり翼を休めるF-16。
暫くの間、見とれていました。
もういつでも飛行可能です。
機体重量5.9kg
エンジン推力5.5kg
搭載燃料1.5L
フライトコントロール  テイルロン
制作期間 1ヶ月半
お疲れ様でした。